2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

地上の夜の村上春樹

イタリアの旅に出るときのこと。 「狭いエコノミーで12時間という長時間フライトに耐えうる本とはなにか?」 という検討の結果、手に取った作品が「海辺のカフカ(上・下)/村上春樹」だった。 それまでの勝手な著者のイメージはナルシズム・意味深だけどそ…

まさかの吉田松陰(の妹)〜大河ドラマ「花燃ゆ」で燃ゆ

10年ほど前のこと。 私のなかでかなり激しい幕末ブームが吹き荒れていた。定石通り司馬遼太郎の著書「竜馬がゆく」に感動し、古書やら小説やら史実書など乱読してはポーッと熱を上げていた。 ヒートアップしすぎた私は本の世界から飛び出して長崎、鹿児島、…