蟹とたはむる「一握の砂」/石川啄木

“東海の 小島の磯の 白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる”

 

石川啄木の代表作「一握の砂」の最初の一首。

この作品のぐっとくるポイントは

“映像的なズーム感” と “蟹” だ。

 

“映像的ズーム感” は「東海の小島の・・・」と

“の” つなぎで 広い場所から自分の手元まで視点を移動させていることが

効果を生みだしている。

 

そしてやはり “蟹” がいい味だしている。

大の男が泣きながらしゃがみこんで蟹とたわむれている図。

 

蟹といえば思い出すのはProdigyのThe Fat of the Land。

 

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Googleで「蟹 ジャケット」 と検索すれば一発でひっかかる

 

この蟹は速すぎてたぶん たはむれられない。