リアル薮の中

 


ペンローズの三角形 - YouTube

 

 

 高校生のとき
同じクラスの友人カップルに「恋の三角形事件」が勃発した。


そしてあれよあれよというまに
「恋の三角形の仲介役」という
やたら大変そうなポジションになってしまったことがある。


彼女(A)彼氏(B)割り込み系女子(C)
それぞれの話を聞くと


彼女(A)いわく
「ラブラブなわたしたちにCが割り込んできて大迷惑」

割り込み系女子(C)いわく
「彼氏(B)と私はすでに付き合っている。彼女(A)がつきまとっている」

彼氏(B)いわく
「なんかオレ・・オレ・・・モテてるぜーーーーー!

 

 

 

 

このとき三者三様の視点を聞いてわたしは思った。

「なるほど これはアレだ・・『薮の中』だ・・・」

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同じ場面で同じ体験を共有したとしても
受け取る本人の思考次第で褒め言葉が嫌味に聞こえたり
幸福が不幸に見えたりする。


「絶対的なひとつの事実」がどこかに存在するのではなくて
「それぞれの頭の中の事実」が人の数だけ存在するのだ。




ちなみに上記「恋の三角関係」のおもな要因は
Bくんのやたらポジティブな精神構造が原因であったと
いまならばはっきりわかるのだが
当時のわたしにとっては
「リアル薮の中・・・ 超めんどくさい」ということしかわからなかった。

 

 

 

■「恋の三角形事件」でわかったこと
・Aにとっての事実とBにとっての事実は違う
・真相はたいだい「すべての意見の真ん中あたり」に落ちている
・「リアル薮の中」は超めんどくさい