「スタンド・バイ・ミー」/スティーヴン・キング
“何にもまして重要だというものごとは、何にもまして口に出して言いにくいものだ。”
小説「スタンド・バイ・ミー」の 最初の一行。
一番伝えたいことは なかなか言葉にならないものだ。
自分の考えを100%他者に伝えるのは不可能だ。不可解だ。
しかし「スタンド・バイ・ミー」を読むと
作者の伝えたかったことが おぼろげに残る
言葉を組んでつないで 書いては削って 何かが残る作品になる
汽車に追われながら渡る橋の場面はいつ見ても手に汗握る。
それからヒルの恐ろしさを初めて知ったのもこの映画。
ヒルこわい。
「さよなら」
「またなって言えよ!」
(映画「スタンド・バイ・ミー」より)